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故人の洋服を整理する時

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家の大掃除も大詰めを迎え、物が減って以前より広くなった我が家。

理想の形にするにはまだ時間がかかるが、ある程度の完成は見えて来た。

人を呼んで楽しい時間を過ごしたり、集中して仕事をしたり、ひとりの時は心地よい空間にするのが私の理想だ。

断捨離をするなかで、一番難しかったのは故人の衣類。

衣装持ちで、しかも断捨離をあまりしない人だったので量が多い。また、きれいに服を扱う人だったため、古くても傷んでいないものが多く、捨てるには忍びない。

しかし、そこは心を鬼にして断捨離をしないと家は片付かない。

まず、晩年によく着ていた質の良い物だけはクローゼットに残ししばらくおいておくことにした。

次に捨てがたいものはまとめて倉庫に送り、時が経ったら断捨離するかどうか考えよう。

整理していくうちに、昔よく着ていたポロシャツやセーターが出てくることがある。

見た途端に彼がそれを着ていた瞬間が蘇る。懐かしいけれど、悲しくなる瞬間。

感情を抑えて、断捨離の袋に入れる。

時々手伝ってくれる若い娘がそんな揺れる私の心を知ってか知らずか、迷っていると「それ、取っといてどうするんですかあ」とさりげなく言う。

着る人がいなくなったのだからその通りだね、と頷く。

ひとりの人間がいなくなると、こんなに要らなくなる物があるのかと実感する日々。

私はこの世からいなくなるまでに、なるべく身の回りのものを少なくしておこう。

Commented by pikorin77jp at 2021-06-07 12:21
ふとしたことでこみ上げる悲しみを 文章から感じています。
心の断捨離はなかなかできないものですね。
Commented by koharu50 at 2021-06-08 08:14
> ぴこさん
心の断捨離は時間が解決するのを待つしかありませんね。
by koharu50 | 2021-06-07 08:00 | 悩みごと | Comments(2)

自分の好きなファッションでいつもニコニコしていたい。おしゃれの法則?それも大切にするけれど、冒険も大好き。諦めちゃダメ、おしゃれはいくつになっても私を前向きにしてくれる。


by 小春