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石岡瑛子回顧展

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行きたいけど、どうしようかなあ…と思い悩んでいた石岡瑛子回顧展に行ってきた。

渋っていた理由は単に会場が遠いから。というより、深川の先という行き慣れない場所だったからだ。

2月14日までだから、最終日が近づくほど混むだろうと危機感を感じながらも一日伸ばしにしていた。


結論から言うと、行って良かった。

スケールの大きいアートディレクターとして、お名前は存じ上げていたが、詳しく作品を知ることもなかった。

ただ、前田美波里を起用した資生堂のポスターはとても印象的で、それが石岡さんのディレクションであることだけは知っていた。

回顧展でも、入ってすぐのスペースにそのポスターが貼られていたが、すごい迫力。単に作品として素晴らしいだけではなく、眺めていると自分の青春時代が戻ってきたように錯覚する。

資生堂のサンオイル! 黄色いパッケージに懐かしさがこみ上げる。

いったん、その場を離れたが、再度戻って二度見した。

そこから、パルコの広告や角川書店での仕事、マイルス・デイヴィスのレコードジャケットなどグラフィックのアートディレクションが続く。

マイルス・デイヴィスのレコードジャケットは色校(色校正)も展示されていて、石岡さんの直しが入っていた。校正紙と仕上がりを見比べてどこをどう直したのかをチェック。それがまた楽しい。

知らなかったのは東急の広告や包装紙、山本海苔のパッケージデザインなども彼女の仕事だったこと。どちらも何気ないデザインながら、誰もができるものではなく、それぞれに訴求力がある。

続いて、映画、演劇の衣装デザインや演出などに仕事は移っていく。それらもダイナミックで目を見張るほど素晴らしい。

しかし、私的にはグラフィックの仕事を見るのがとても楽しく、特に角川書店での仕事に惹かれた。

雑誌「野生時代」や単行本の装丁、本のイメージ広告など。

ひとつ、惹かれた広告がある。

女性の顔が大写しになっていて「女性よテレビを消しなさい」「女性よ雑誌を閉じなさい」のコピー。

本を読めとはどこにも書いていないけれど、明らかに読書を勧めていることがわかる広告。(現物の写真を載せられなくて残念)

今ならさしずめ「女性よスマホを消しなさい」だろうか。

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美術館の中庭

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モダンな廊下

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迷いに迷って買ったカタログ。

定価3,500円也。高いし、重いし、厚い。もう、うちの本棚にはスペースがない。

でも、ほとんどの作品と解説、年譜などが収められていて貴重な資料になることは確か。

やはり買って良かったと思うのでした。


Commented by BBpinevalley at 2021-02-03 18:44
こんばんは。
良かったですね、良い展示会に行かれて。
石岡瑛子と言うと、まずパルコのADを思い出します。
フェイ・ダナウェイを使った例の写真。
アメリカでも、映画のコスチュームを担当したり、世界的に有名ですよね。
アカデミー賞を貰ったこともありませんでしたっけ?
観たような気がする。
70年台からですか、活躍は。
長いキャリアですね。
本物のプレーヤーですね。
Commented by koharu50 at 2021-02-04 00:02
> BBpinevalleyさん
パルコのADは印象的ですね。フェイ・ダナウェイのポスター展示してありました。
はい、ドラキュラという映画でアカデミー賞をもらっています。遺作となった「白雪姫〜」も候補になったようです。この衣装は独創的で素敵でした。
前田美波里を起用した資生堂のポスターが話題になったのですが、それは60年代だったと思います。資料を見たら1966年でした。パルコのADが70年代ですね。
Commented by kurihara1954 at 2021-02-06 21:36
私もこのあいだ 見てきましたよ 
本来は全国に巡回する予定なのにコロナの影響で東京展のみになってしまいました 私のプログにも記事の一つとしてのせてみました
Commented by koharu50 at 2021-02-07 09:04
> kurihara1954さん
ブログ拝見しました。見応えのある展覧会でしたね。他の地域で出来ないのが残念です。
by koharu50 | 2021-02-03 08:00 | 美しいもの | Comments(4)

自分の好きなファッションでいつもニコニコしていたい。おしゃれの法則?それも大切にするけれど、冒険も大好き。諦めちゃダメ、おしゃれはいくつになっても私を前向きにしてくれる。


by 小春