先日、本当に久しぶりにブルーマウンテンを飲んだ。
約すと「ブルマン」。
若い頃は高くて手が出なかったし、社会人になってもどこか贅沢な感じがして避けてきたコーヒーだ。
だから、私は本当のブルマンの味を知らない。
玉川高島屋の地下に地味にあるキャピタルコーヒーのカウンター。これまた久々に座ってメニューを見たが、好みの浅煎りがない。
コーヒーをたててくれるお姉さんに聞くと、そこでは浅煎り=アメリカンとか。そう聞くと何か味気なくて、メニューの一番上にあったブルマンを頼んだ。
一口飲んだ時は「うまい!」と思った。温度も熱くもなく緩くもなく、舌触りが良い。
でも、何口か飲んでいくうちに、味が無くなった。香りも感じられない。
理由はマイルドすぎて物足りないのだと思った。
日本酒も高級になるほど味はまろやかになる。それが好きな人もいるが、私は吟醸酒などは好まず、純米酒程度がいい。その下の本醸造になると今度はアルコール臭がしていただけない。
コーヒーもおそらく同じ図式なのだろう。
以前のブログにも書いたが、私は軽くて少し酸味を感じるコーヒーが好き。ブランドで言うとエチオピアとかキリマンジャロ、ハワイコナと言うところか。
それも、この記事を書いた頃に、自分のコーヒーの好みをはっきりさせようとしたことからわかった。
別に通になるつもりはないけど、コーヒーに限らず、お酒も食べ物も、そしてファッションも自分の好みをはっきり把握することから物事が始まるような気がする。