シャツを着ることが多く、第3ボタンくらいまで胸元を開けて着るのが好きだ。
素肌を見せる気恥ずかしさから、ネックレスをすることが多く、だいたいはシルバーでごまかしている。
若い頃から宝石を買う趣味はあまりなく、せいぜい誕生石のパールのネックレスを持っているくらいだ。それも無くすのが嫌で、普段はイミテーションを付けている。
夏は肌を見せる機会が多く、何か気の利いたネックレスはないかと探していたら、ブックオフでホワイトゴールドのネックレスを見つけた。
シルバーのように錆びることもなく、スッキリしたデザインが気に入って連れて帰ることにしたが、ほんの小さなストーンが埋め込まれている。
アレキサンドライトというジェムで、一応鑑定書も付いていた。
宝石には疎いので全く知らなかったのだが、一説によるとロシアのアレキサンドル二世の誕生日(1830年4月23日)に発見された宝石で、それにちなんでつけられた名前だという。
アレクサンドル2世の戴冠式
日光の下では緑がかった青から深緑に見え、ろうそくの火に照らされるとすみれ色や真紅、赤紫色やオレンジ色にも見えるとか。
ろうそくの火ではないけれど、蛍光灯の下で見ると確かに紫色に近く変色して見えた。
ストーンがごく小さいので目立たないけれど、胸元でキラッと輝くのは悪くない。
昼のエメラルド、夜のルビー・・・なんちゃって。
さらにびっくりしたのはアレクサンドライトはパールと並んで6月の誕生石。
ちょっとした出来心で買ったのに、自分の誕生石の入ったネックレスを買っていたなんて、何となく神秘的。
来週のお誕生日は記念すべき日になり、今年はいいことがありそうな予感がする。