人気ブログランキング | 話題のタグを見る

女のハードボイルド

女のハードボイルド_f0378589_14332504.jpg
「ハードボイルド」とは長らく、固茹で卵が由来なのかと想像していた。

この記事を書くにあたって調べてみたら全く違っていた。クスクス。

ウィキペディアによれば「文芸用語としては、暴力的・反道徳的な内容を、批判を加えず、客観的で簡潔な描写で記述する手法・文体をいう」とか。

アーネスト・ヘミングウェイもハードボイルド作家なんですって。へえー、知らなかったなあ。

さて、若い頃から何度か洋物のハードボイルドに挑戦したが、人物の名前と関係が覚えにくいので、面白くなる前に諦めた本が多かった。
女のハードボイルド_f0378589_21324154.jpg

日本のハードボイルドを読み始めたのはアラサーの頃。若きハードボイルド作家大沢在昌が華々しくデビュー。「新宿鮫」シリーズに夢中になった。
女のハードボイルド_f0378589_21325487.jpg
その後惹かれたのが逢坂剛。スペインを舞台にした「カディスの赤い星」はスケールの大きいハードボイルドでとても面白かったし、通称「百舌」という刑事が活躍するニヒルなシリーズも好きだった。

そうこうしているうち、主人が北方謙三が好きで、勧められて何冊か読んだが、いわゆる男の小説だった。

しかし、その中に女性が主役に回るものが数冊あり、それらはとても面白かった。

インテリアデザイナーの美有を主役にした2冊。



アウディなど外車を駆って颯爽と行動する女のハードボイルド。

バブル時代に書かれたものなので、時代的にはやや違和感があるかもしれないが、女性が読んでもスカッとするハードボイルドだ。

ハードボイルドとしては異色だがこちらもおすすめ。
女のハードボイルド_f0378589_22034879.jpg

どんな破綻会社も立て直してしまう天才的な経営感覚を持った女性が主人公。しかし、その女性に近くづく男性は全て破綻する・・・ 好き嫌いのあるストーリーだが、私はアメリカ行きの飛行機の中で一気に読破した。


現在、北方謙三といえば時代劇とか三国志、水滸伝などの中国ものが主流。でも、この人のハードボイルドは日本の作家の中ではピカイチだろう。

容貌が何となくキザな感じがして、敬遠していた作家だったが、食わず嫌いにならなくてよかったと思っている。



ここからは余談。

以前紹介したことのあるNHKのドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀」の中に銀座のママを取り上げたものがある。

それを見ていたら突然、北方謙三と大沢在昌が揃ってバーに飲みにくるシーンが出てきた。

2人のやりとりはおもしろいのだが、いかんせん、2人がお腹の出た中年になっていてちょっとがっかりした。まあ、人のことは言えないが・・・。

ハードボイルド作家にハードボイルドな体型を求めるのは無理があるんだろうか(笑)。

面白い日本のハードボイルドはまだあるが、今回はこの辺で。

ミステリーについてはこちらを。


by koharu50 | 2020-05-04 08:00 | | Comments(0)

自分の好きなファッションでいつもニコニコしていたい。おしゃれの法則?それも大切にするけれど、冒険も大好き。諦めちゃダメ、おしゃれはいくつになっても私を前向きにしてくれる。


by 小春