アームウォーマーを作るワークショップに行ってきました。(写真はMakers Baseのサイトよりお借りしています)
場所は東横線都立大学駅近くのMakers Base。ここでは様々な物作りのワークショプが行われています。
これまでにもバッグ、生地からデザインするスカート、あこや貝から真珠を取り出して作るイアリングなど幾つかのワークショップを受講したことがあります。
私って不器用なんです。そのくせ手仕事は嫌いじゃなく、特に編み物は好きです。若い時には自己流でニットキャップ、手袋、ゴルフクラブのキャップ、ベストなどを編んだことがあります。(今ではすっかり忘れました 笑)
ですから、このワークショップを知った時、「無駄になるかも」と思いつつ、申し込んでみました。
編み物と言ってもこれはかぎ針や棒針で編むわけではなくて、リリアンの大きいものを使います。
もっとも編み物キットの名称はリリアンではなくて、オーバルニットルームといいます。
手前の赤いのは毛糸を引っ掛けてひっくり返すために使う、いわば編み針。
アームウォーマーら左からベージュ、クロ、アイボリーがあり、好きなものを選びます。私はベージュにしました。
この毛糸をキットに巻きつけて針で糸をくぐらせていきます。
10段くらい編めたところ。
30段編んだら、今度は手前の左にあるファー毛糸で20段ほど編みます。
この20段が私には難関でした。ファーがついた毛糸は滑らないのでとても扱いにくく、一目編むのに結構時間がかかりました。
コツがなかなかつかめず、力が入ると余計にうまくいかない。悪戦苦闘すること約3時間。(だから、ファーを編んでいる写真はありません。笑)
同じワークショップを受けた3人は何とか仕事を終えて、纏りやレースをつけるなど仕上げに入っています。
それを見て余計に力が入る。
状況は違いますが、寒風吹きすさぶ真冬のゴルフ。仲間はスムーズにグリーンオンしているのに、私だけバンカーや池に捕まってなかなかグリーンにボールがオンしない。そんな感じの焦りを感じました。とほほ。
時間が来てしまったので、講師が助けてくれると思ったのですが、やや、とんでもない。
「少し休憩して、午後の部で続きをやってみませんか」とおっしゃる。
えーっ、どうしよう・・午後はお仕事もしなければならないし・・。
でも、ここまで来て尻尾を巻いて帰るのは悔しいので、近所のコーヒーショップで熱いコーヒーとアップルパイで一服。
気持ちを取り直して残りの何段かを編み上げ、何とか仕上げました。
始めてから、役4時間かかって片手が完成!
午後のクラスの人達が拍手をして祝福してくれました。
もう一つは自宅へ持ち帰って作るシステムなので、昨晩から少しずつ編み始めています。
今度はコツがだいぶつかめたので大丈夫でしょう。
もう少し簡単にできると思ってきましたが、予想外に大変でした。こんなこともあるんですね。でも、達成感は大きかったです。
指導の平野孝子さんはもともとは縫い物が専門で著書もあります。編み物は独学とか。
ビーズのネックレスをつけたら重かったのでレース糸や毛糸でアクセサリーを編むようになったそう。創意工夫のある方なんですね。
同じリリアン風キットで作るペットボトルカバーや靴下、かぎ針編みで編むアクセサリーやバッグなどの教室もあります。
手取り足取り教える先生ではなくて、生徒がコツを掴むまで暖かく見守る指導法。甘えられませんが、このほうが覚えますね。