少し前にアンティークショップで小ぶりな腕時計を見つけた。
カルチェやブルガリなど海外ブランドの時計と並んでいたそれは楚々として美しかった。
少なくても私にはそう見えた。
よく見てみるとセイコーのもので、しかもクォーツではなくてソーラー時計だった。
あまりアクセサリーをしない私にとって時計は唯一毎日つけるアクセサリーだ。若い頃からの習慣で、腕時計をしていないと何か忘れ物をしているようで気持ちが悪く、365日つけている。
最近はアップルウォッチ一辺倒で、便利なので毎日つけている。
メールやラインが来ると振動で知らせてくれるし、電話もできる。電車賃の支払いなどもウォッチをかざすだけ。
だが、天邪鬼な私はその便利さに小さな抵抗感を持つ。「時計ってこんなものだったかしら」
カルチェなどの名品といわれる時計をヴィンテージで買おうかと探していた時期もある。
ただ、多くの名品はクォーツなので、電池替えが必要になる。
自動巻やソーラーでいいものはないのか。
文字盤に輝く小さなダイヤモンド。セイコーエクセリーヌという時計で、アンティークといっても数年前の型落ちなのだけれど。
ソーラー時計はたまに明るい所に置いて充電すれば時間は狂わないしとにかく使いやすい。
アップルウォッチに比べたら、華奢なつけ心地も気分転換になる。
明日から出かける関西はこの時計をつけていきたいところだが、なくすといけないし、お仕事に便利なアップル時計を連れて行こう。