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「孤独という道づれ」

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女優の岸惠子さんが書いた「孤独という道づれ」(幻冬社刊)を読んだ。

岸さんの本を読むのは久しぶり。2006年に出版された「私のパリ 私のフランス」がなかなか面白く、パリのガイド本プラス岸惠子の世界が感じられていい印象をもった。

けれど、その後の何冊かの小説は書店でパラパラとめくってはみたが、なんとなく合わない予感がして読んでいない。

最近、この本を見かけたとき触手が動いたのはタイトルと表紙のイメージ、それに書店側が「売れてます」という札を本の上に置いていたからだ。

近くにあった坂東眞理子さんの「70歳のたしなみ」とどちらを買おうかと相当迷ったあげくこちらを選んだ。坂東さんの著作は何となく中身が類推できたので。

子供が巣立ち、連れ合いを亡くした初老の女子やその候補者に向けて本が書かれるようになったのは2011年に出版された上野千鶴子さんの「おひとりさまの老後」からだろう。
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「おひとりさま」という言葉はすっかりポピュラーになり、おひとりさまの旅やグルメガイドも何冊か出版されている。

私はおひとりさまではないが、いずれはなるかもしれず、その種の本は書店で見かけると一応手に取ってみたりする。目を通すと安心するのは「おひとりさまでもこんなに楽しめるんだ」と思えるからだ。

しかし最近になって、今度は「孤独」への対応や過ごし方の本が出てきた。
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有名なのが下重暁子さんの「極上の孤独」。今度は「おひとりさまでも楽しめる」というより「孤独が最高の人生」とし、もっと積極的にひとりの人生を歩むことを勧めている。

まあ、いずれ一人になるとしたら孤独を悲しみ怯えるより、果敢に孤独を生きたほうがいい。

岸さんの本もそう思わせる本だ。

現在85歳の岸さんはかなりお若く美しい。その影で様々な孤独と戦ってきていて、その切り抜けかたはお見事というしかない。芯の強い方だから、健康でいる限りは今後もしばらくは凛とした生き方をされるだろう。

参考になることは多数ある。

ただ、私的には少し真面目すぎて息が詰まりそうな部分もある。もう少し不真面目に孤独を楽しみたいとも思うが、それは実際にお一人様になってみないとわからないだろう。






Commented by Fiona at 2019-06-28 08:56 x
誰かと一緒に過ごすためには、孤独も楽しみたいです。

ブログのコメントなのですが、よくエラーに
なります。一度ブログを離れて再度訪問してトライ
してもうまくいかなかったり。どうやったら
うまくできるのでしょうか。
Commented by minakiki at 2019-06-28 12:42 x
下重暁子さんは高校時代の先輩です。彼女の本を数冊読んでいますがお行儀がよくて保守的。岸恵子さんの「わりなき恋」も一応目を通すも面白くなくって途中で止めました。
萩原健司?とのラブロマンスを本にしてくれたら面白いのに。方や瀬戸内晴美(瀬戸内寂聴)の男遍歴には驚かされます。亡き母は徳島高等女学校卒、瀬戸内さんは母の後輩でしたからいつも徳女の恥だって言ってました。
Commented by koharu50 at 2019-06-28 13:30
> Fionaさん
確かに誰かと一緒に過ごすためには一人の時間が大切です。
しかし、いつも一人だと孤独の意味はまた違ってくるかもしれません。

コメントエラーですか・・・
私の場合、あまりないのですが、もしかしたらエキサイトのメンバーでないとエラーが出やすいのかもしれません。お使いのスマホやPCとの相性もあるかもしれません。あまりエラーが続くとイライラしますよね。
どうしたらいいかはわからないので、あまり酷いようなら今度鍵コメでお使いのPC環境など教えてください。エキサイトブログに聞いてみます。
Commented by koharu50 at 2019-06-28 13:33
> minakikiさん
下重さんはNHKアナウンサーだったのでやはり優等生ですね。
岸さんの小説に関しては実は私も同感です。本文にはぼかして書いておいたのですが。

瀬戸内さんは男性遍歴を小説にしているような作家ですから、まあ仕方がないといえば仕方ないのですが・・・。
Commented at 2019-06-28 16:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by NT-patientless at 2019-06-28 17:15
岸惠子さんの本に関してはNTもエッセイの方は全部読んだんですけど
小説の方は、なんやこのお人の顔が被って来そうで読んでぇしませんわ

それとNTは寂しいちゅう感情を言葉の定義としては知ってるんですけど
体験した事があらへんのです
そやし「孤独」ちゅうもんが どんなもんなんかも
今後体験せぇへんまま人生終えてしまうかもですわ
なんせNTは、NTを楽しませる為だけに存在してるみたいなもんやし
NTが居たらそれだけで充分やねん♪(←なんて狭い人間関係なんやろ・笑)
Commented by sokokoko at 2019-06-28 19:41
こんばんは。
岸惠子さん、上野千鶴子さん、下重暁子さん。それぞれに魅力的な方々ですね。

いずれの方の著書も一冊丸々は読んだことがないのですが、いろいろな所で名前をお見かけします。
下重暁子さんが『家族という病』を上梓されたとき、解説を読んで「これは自分にとってパンドラの箱なのだろう」と感じました(多くの人がそう感じたからこそ大きな話題にもなったのでしょうね…)。小春さんの紹介を拝読して、下重さんの提言が家族からの解放→孤独のススメへと進まれているのかなと思いました。読まないと何とも言えませんが😅

上野千鶴子さんも今年の東京大学の入学式祝辞が大きな議論になりました。第一人者だからこそ、変わらない社会への思いが強くおありで、あの祝辞は次世代への奮起と賛歌だと思いながら(ネット上ではありますが)騒動を見ていました。

何が正解ということはなく、それぞれの方がそれぞれに模索されているのだと思います。

こうした本の著者は女性が多く、社会、家族もしくは親しい人との間でその関係にいかに悩んできたかということの表れでもあるのかなと思います。

家族制度や婚姻制度を否定するつもりは毛頭ありませんが、大きく変わる時代のうねりの中でこの「孤独」はまだまだ大きな課題になりそうだと思いました。
Commented by koharu50 at 2019-06-28 23:23
> 鍵コメさん
そうなんですね。貴重な情報ありがとうございます。
さっそく研究してみます。
Commented by koharu50 at 2019-06-28 23:28
> NTさん
私も孤独はまだ体験したことがありません。ひとりの時間を楽しむことはありますが、孤独になったわけではないんですね。

寂しい思いをしたことがないNTさん、体験しないで済むならそれに越したことはありません。

NTさんはNTさんを楽しませるための存在だとしたら、寂しくなることなんかないですね。それはそれでいい人間関係じゃないですか!

Commented by koharu50 at 2019-06-29 14:39
> sokokokoさん
あら、ごめんなさい。お返事遅くなりました。昨晩お返事したつもりが、寝ぼけていたのかアップされていませんでした。

下重さんの「極上の孤独」は読んだのですが、「家族という病」を読んでいないので関連性はよくわかりません。おそらく、家族と住んでトラブルよりはひとりの方がいいということなんでしょう。

上野千鶴子さんはユニークで面白い方だと思います。

確かに何が正解かは分かりませんが、女性のほうがより家族問題に悩んでいてひとりになりたい、または伴侶をなくして一人になる人が多いのでしょう。

おそらく、男性より女性の方がお一人様生活を楽しめるはず。今後は元気なお一人様女性が増えますね。そんなことからこれらの書籍が出版されているのだと思います。
by koharu50 | 2019-06-28 08:00 | | Comments(10)

自分の好きなファッションでいつもニコニコしていたい。おしゃれの法則?それも大切にするけれど、冒険も大好き。諦めちゃダメ、おしゃれはいくつになっても私を前向きにしてくれる。


by 小春