旅行作家の小林希さんが書いた「週末海外旅行」は夢があるガイドブック。
副題に「頑張る自分に、ご褒美を」とあるように週末の2-3日を使って出かける海外旅行案内である。
たとえば2日では香港、マカオ、台北、新北投、ソウル、済州島など。
3日だとウラジオストク、ハバロフスク、バンコク、シンガポール、ハノイ、ダナン&ホイアン、セブ島など。
有休や長期休暇(4日-5日)が取れたら、イスタンブール、バルセロナ、リスボン、ウィーンなどヨーロッパの都市や中米のハバナ、南米のブエノスアイレスまでも行けるという。
こうした短い旅の秘訣はあれもこれもと考えないこと。「○○で○○をする」とひとつだけ目標を決めて行くのがいいと著者は言う。
たとえば香港なら「上環〜中間地区を歩いて骨董品やビンテージ雑貨を見つける」。
台北なら「激旨グルメを堪能するために朝ご飯をはしご」
海外旅行というと大袈裟に考えがち。旅の手配も完璧、やることもたくさん計画しすぎて計画倒れなんてこともよくあるが、これなら気楽に旅立てるかもしれない。
小林さんは大学時代からバックパッカーとしてアジア、モロッコ、中国などを歩いた。
出版社を退職したその日から世界放浪の旅を始めたという「旅女」大先輩。
一人旅を勧めているが、私もいつか週末海外旅行一人旅に出たい。