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『新聞記者』

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東京新聞の新聞記者、望月衣朔子さんが書いた『新聞記者』(角川新書)がとても面白かった。

本書は2年前の2017年の10月に初版。新刊ではないが、書店の平積みコーナーに置かれていたのは最近、彼女の動向を巡るニュースがあったからだろう。

望月さんは官房長官会見に出席し質問を繰り返す記者として有名である。

この2月、首相官邸は望月さんの質問が「事実誤認」だとし、官邸の記者クラブ内閣記者会に対応を申し入れた。それが「知る権利」を狭める行為だとして日本マスコミ文化情報労組組合が首相官邸前です抗議集会を開いたりした。

私はこれまで望月さんの記者としての仕事をあまり知らなかったのだが、少し調べてみると、日本歯科医師連盟のヤミ献金事件をスクープしたり、森友、加計学園の取材チームに参加して前川喜平元文部省事務次官のインタビューを手がけるなど報道の最前線で活躍している。

ご覧のようなキリッとした美人。服装もなかなかおしゃれ。プライベートでは2児のお母さんで、子育てをしながらハードな仕事をこなしている。

本書にはそんな望月さんの新聞記者としての生活やいろいろな取材体験、新聞記者になるまでの話などが淡々とつづられている。

大変興味深く読んだ。

実は私は小学生の頃から将来の夢は新聞記者になることだった。

ところが私が大学を卒業する頃は新聞社は女子の採用をほとんど行っておらず、採用があっても狭き門だった。

それでも頑張ればなんとかなったかも分からないが、演劇が好きだったので刹那的にそちらの進路を選んでしまった。今でもこの選択をちらりと後悔することがある。まあ、本当に新聞記者になれたかどうかはわからないのだが。

だからこそ余計に望月さんのような勢いのいい女性を応援したいと思う。

メディアには常に体制批判を期待するが、この本を読んでいると新聞記者にもいろいろなスタンスがあるようだ。望月さんの動きを牽制する記者もいて複雑な気持ちにさせられる。

最近見たビデオの中で体制側と戦ったワシントンポストの実話を映画化。メリル・ストリープが主演した「ペンタゴンペーパーズ」がとても良かったのでここで付け加えて紹介しておきたい。

アメリカがすべていいとは言いたくないけれど、アメリカメディアの懐の深さを感じさせる作品だ。

メリル・ストリープの好演と共にオススメの一作。



Commented by Fiona at 2019-03-18 12:48 x
私はラジオ派なのですが、各局のニュースネタに
必ず東京新聞が出てきます。少数派でしょうが、
良心的な新聞だと思います。

この間アメリカに長く住むかたに教えていただいたのは
アメリカでどうして寄付に対する感覚が根付いているか
というと、自国の政府を国民が信頼していない、自分
たちでがんばらなくてはという気持ちが強いから
ということでした。

そうしてみると日本もあながち悪くはないのだと
思いますが、アメリカのひとたちの底力はすごい
ですね。
Commented by koharu50 at 2019-03-19 10:34
> Fionaさん
コメントありがとうございます。
なるほどですね。アメリカ人が寄付に熱心なのはそんな背景もあるのですね。勉強になりました。
だから国民のエネルギーが根本的に日本とは違います。もちろん多国籍国家なので纏まろうする気持ちもあるのだとは思いますが。
アメリカが全てではありませんが、この映画は良かったです。
by koharu50 | 2019-03-18 08:00 | | Comments(2)

自分の好きなファッションでいつもニコニコしていたい。おしゃれの法則?それも大切にするけれど、冒険も大好き。諦めちゃダメ、おしゃれはいくつになっても私を前向きにしてくれる。


by 小春