これまでの人生であまり考えてこなかったのがインテリア。
私の実家は私が生まれた時にすでに築25年くらいが経っていた。55歳で取り壊した時には築80年くらいだったと思われる。
和風の家で部屋数もそんなに多くなかったので、自分の場所は廊下の一角。そこをどうにかしようと考えなかったし、家族にもインテリアに敏感な人がいなかったため、インテリア感覚はまったく養われなかった。
そして、現在は自宅とゴルフ団体の事務所が一緒になっていて、これまた手狭。優勝カップや賞品、ゴルフ用品などが所狭しと並べられ、インテリアを考えるどころではない。
まあ、こんなことを言っているのは単なる言い訳に過ぎず、私にはインテリアセンスなどなきに等しいというのが本当のところだ。
よく、「おしゃれな人は住まいもおしゃれ」と言われるが、着るものだけをあれこれ考える私も住まいのおしゃれについてはまったく失格。
それではいけないと、インテリアの本もあまり読んだことがないのだが、わかりやすそうなので『大人の幸せなインテリア 女性がくつろげる家40軒』(Hers編集部編 光文社刊)を読んでみた。
パリに住む中村江里子さんやインテリアデザイナーの石川敬子さんなど各界で活躍する40人の女性の家。一戸建てあり、集合住宅あり、また古い実家を改造した家もあり。それぞれにとても住みやすそう。
私としてはただただ眺めて感心するだけだが、これを機に少しずつインテリアについて勉強していきたいと思う。
散らかり放題の我が家がすぐにすてきなインテリアの家になるとは思えないが、願わなければ願いは叶わない。
少しずつでもおしゃれな家にしよう。