古本屋で見つけた中原淳一の本

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古本屋をのぞいていたら、こんな本を発見。

「あなたがもっと美しくなるために」中原淳一著。

本書は中原淳一が昭和33年にひまわり社から刊行した単行本。東京新聞に2年間にわたって連載したものをまとめた本である。

当時、まだ小学生だった私は彼が編集していた「それいゆ」とか「ジュニアそれいゆ」を見ていない。手の届くところにあったにもかかわらず、読まなかったことを残念に思っている。

もちろん、後年になって彼の描くおしゃれなイラストに興味を惹かれたが、本格的に彼の著作を読むのは今回が初めてだ。
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「『美しくなる』ということは、必要以上に濃い化粧をしたり、身分不相応にお金をかけたものを着ることではなくて、自分の欠点、つまり醜いところを目立たせないように、相手に不快を与えないように、それを美しく補うことを考える心です」(本文より)

という前書きで始まる本書は今よりずっと慎み深く、本来の女性らしさを大切にする世代に向けられたもの。

古さは微塵もなく、むしろ現代のおしゃれの知恵に匹敵する、いや、それ以上のおしゃれのノウハウ書となっている。

たとえば、
・本当におしゃれなひととは?
・もう一着作るとき
・秋にも白を使いスッキリと
・全身を鏡にうつして出掛ける
・プリント地ですっきり仕上げるコツ

といったふうに「なるほど」と思わせられるおしゃれの知恵。
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また、
・電話のかけ方ひとつでも
・電話の印象
・どんなに素晴らしくても字が汚かったら

など、マナーや話し方、所作の注意も混じっている。

おしゃれなだけではなく、本物のレディになるにはどうしたらいいかが書かれている。
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そういえば、私が子供だった頃の女性たちは言葉遣いも女らしく、所作も綺麗だった。

小津安二郎監督の映画などを見ていると女性が本当に女性らしい。

今からでも遅くないので、言葉遣いや仕草をもう少し改めてみようかな。


Commented by みぃ at 2018-09-22 12:29 x
はじめまして。
小春さん、ご自分の好きな道を邁進されていると思っていましたが、ちょっと残念。
「小津安二郎作品の女優さんが女性らしい」なんていうのは、昭和のほんの一時じゃないですか。その時代時代によって、「らしさ」なんて変わっていくものです。
特に「字がきれい」イコール女性らしい、本物のレディ?
何を馬鹿なことを。

持病のせいで手が震え、ミミズが這ったような字しか書けない、けれど内科医として活躍している友人がいます。
逆に所作も見た目も控えめで美しい、いかにも「女性らしい」知人がおりますが、噂話と陰口が大好きで、家の中では息子さんたちの前でもパンツいっちょでウロウロするそうです。

見た目やすぐに直せる程度のことを身につけてどうなりましょうか。
またそんなことで、他人を「女性らしい」「らしくない」と判断しても無意味だと思いませんか?
くだらない、旧い呪縛にとらわれるのは、バカバカしいですよ。
Commented by koharu50 at 2018-09-22 14:49
> みぃさん
初コメントありがとうございます。

確かにいくら所作が女性らしく、言葉遣いが丁寧でも内容が伴わなければ何もならないと思います。また、そういう方がいるのも事実でしょう。

人は外見も大事ですが、本当は内容が一番大切だと私も思います。

しかし、私の場合、日頃から自分のガサツさを反省することも多く、もう少し言葉遣いや所作に気をつけようと思っている次第です。

その意味でこの本からある種の刺激を受けただけで古いと言われればそれもまた仕方ないと思います。

私的には昔の映画の女性の言葉遣いや仕草は美しいと思いますよ。そしてそれは自分にはないものだと個人的には思っています。
Commented by minakiki at 2018-09-22 16:10 x
小春さん
女優の浅丘ルリ子さんが中原淳一の描く女性とそっくりですね。
今もそのスタイルを維持している。目のお化粧に一時間かけていらっしゃる、
彼女なりのファッションはいつも素敵だなーと感心しています。
たまたまTVで古い映画「緑はるかに」を観ていて彼女の言葉使いがあまりにも
美しく可愛いい良家のお嬢様役を演じていました。
その後同じような絵を描く内藤ルネっていうデザイナーもいらっしゃいますね。
Commented by みぃ at 2018-09-22 18:48 x
お返事ありがとうございます。
小春さんのような素敵な方でしたら、内側からお人柄がにじみ出て、ガサツさよりもきっと上回っていると思います。

トラッドでもどこかフェミニンだったり、マニッシュでもエレガントさが足されていたり。
年齢なんかふっとばして、活き活きと、そしていろんなことにご興味をもたれる純真さ。
「ルールに捉われない」小春さんのブログを拝見するの、毎日楽しみにしています。

なので…。
ちょっと(勝手に)がっかりしてしてしまったのでした。
ごめんなさい。

小春さんのブログですもの。
小春さんの好きなものを書いて当然ですよね。

でも、どうか「字が汚い」からと、心の中でその方のことを
笑ったり軽蔑したりしないでくださいね。
個人的なことでついムッとしてしまいました。
きついコメントを残して、いやな思いをさせてしまいましたね。
ごめんなさい。

Commented by koharu50 at 2018-09-22 20:13
> minakikiさん
そうですね。浅丘ルリ子さんは中原淳一の絵に出てくる女性に似ています。浅丘ルリ子さんをはじめとして私の世代より少しお姉さんの松原智恵子さんや大原麗子さんにもなんとも言えない女らしさがあります。

団塊の世代以降は女性が男性に伍して働けるようになった反面、可憐さ、女らしさはだんだん失われて行きました。
Commented by koharu50 at 2018-09-22 20:20
> みぃさん
再度のコメントありがとうございます。
私は最初のみぃさんのコメントを悪くとっていません。ああ、そういえばそうだなと思いました。
私も若い頃はかなりみぃさんのおっしゃったようなことに近く、小津安二郎の映画に出てくるような女性に関心を持ったことはありませんでした。

ごく最近でしょうか。昔の女性を見習うことも必要かなと思い始めてたのは。やはり、歳のせいかもしれません(笑)。

みぃさんの二度目のコメント、とてもよく書けていて感心しました。それこそみぃさんの人柄が偲ばれます。

私のブログ、時には脱線もあるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いします。辛口コメントもお待ちしています。いつもお読みいただきありがとうございます。
Commented by uransuzu at 2018-09-22 21:26
この本、持ってます。
手袋の素晴らしさを描いた章もありますよね。
中原淳一の手袋、内藤ルネの手袋、どちらも当社で作っています。自慢?(笑)
Commented by koharu50 at 2018-09-22 21:44
> uransuzuさん
そういえば手袋のことも書いてありました。
実はこの本を見たとき、すぐにてぶくろさんのことを思い出しました。
確か京都で開催された中原淳一展にいらしたのではなかったでしょうか。
by koharu50 | 2018-09-22 08:00 | | Comments(8)

自分の好きなファッションでいつもニコニコしていたい。おしゃれの法則?それも大切にするけれど、冒険も大好き💕諦めちゃダメ、おしゃれはいくつになっても私を前向きにしてくれる。


by 小春