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ずっと美しい人のマイ・スタイル

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「ずっと美しい人のマイ・スタイル」(集英社刊)

副題が「50人50様のエレガンス!」とあるように各界で活躍する熟女50人のおしゃれとライフスタイルを見せる本。

1人あたり見開き2ページ〜4ページ。最初から読んでも読みたいところから読んでも差し障りのない本だが、50人のページを丁寧に読むと案外時間がかかる。

取り上げている50人のうち知っているのは島田順子(デザイナー)、山本容子(銅版画家)、竹下景子(女優)、藤田美保子(女優)、浜美枝(女優)、稲葉賀惠(服飾デザイナー)、有元葉子(料理研究家)、吉川美代子(キャスター)、我妻マリ(ファッションモデル)、マーシャ・クラッカワー(大学教授)、佐伯チズ(美容家)など(敬称略)
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本書の前書きには、
「人と比べたり、失敗を恐れたり、ま、いいかと流したりしないで日々を丁寧に楽しく生きているところが本当にすてきです。その艶やかさと上品さは、まるで輝く真珠のよう!
若さでは太刀打ちできない、本物のエレガンスをご堪能ください」(「ずっと美しい人のマイ・スタイル」より)

ちょっと褒めすぎの感もあるが、50人一人一人には確かにそれぞれの魅力を感じる。

私が「いいなあ」と思った何人かをチラ見せすると、
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岩立マーシャさん(クリエィティブディレクター)

洋服のコーディネートはほとんど白と黒。30年前、ヴォーグで見たライダーズに憧れてからずっとライダースジャケットを愛用。

デニムでもプリーツスカートでも何でもライダースを合わせ決まっている。文句なくかっこいい。

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浅野順子さん(アーティスト)

ワードローブのほとんどは古着でアクセサリーもアンティーク。それを自分らしくアレンジして着ているとか。

23年の結婚生活の間も部屋中の壁に絵を描いて過ごす。しかし、個展を開いたのは2013年63歳の時だった。

遅咲きだが、いくつになっても目一杯自分らしく生きていれば夢は叶うと言う。

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吉田貴美子さん(ジョルジオ アルマーニ アドバイザー)

上品で知的な雰囲気がすてき。それもそのはず。母方は徳川家康の長女、亀姫を先祖に持ち、父方の祖父は東京大学名誉教授、中央大学総長をつとめた由緒ある家系。

少女の頃から服が好きで、デザイナーを経て現職に。経験を今の仕事に生かしている。

「コーディネートに自信があれば輝いて見える。服にはそんな力がある」と言う。

他にもすてきな人は大勢出ているけれど、まあ、この辺で。興味のある方はぜひ本を読んでみてください。

シニア女性のおしゃれの本(というより、写真集)がここ数年何冊も出ている。その中には奇をてらったファッションやいわゆる若見せで年齢をごまかしているようなものも多い。けれど、私から見るとそういうファッションはより歳を感じたりすることもある。

この本はみんなが普通の格好で出ているけどおしゃれ。だからこそセンスやライフスタイルの質の良さを感じさせる。落ち着いて読めていいのじゃないかしら。

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Commented by Diary-17 at 2018-02-07 01:27
こんばんは
この前書きは一体誰が書いたのか興味があります。何歳で何の仕事をしていてどの様な容姿なのかしら?この方もやはりステキな方なのかしら?
ここで小春さんが取り上げていらっしゃる女性達皆さんは単にお洒落なだけでは無くて知性を感じる品のある真の大人の女性達。とても魅力がありますね。


Commented by koharu50 at 2018-02-07 01:46
> Diary-17さん
こんばんは。
この前書きの文章は抜粋で前書きの後ろのほう。出だしは「たくさんの人や物を見てきたから、着る服も、暮らし方も、コミュニケーションも、そして表情や気遣いも、センスがよくてメリハリがきいている!

そんなマチュアな女性たちのおしゃれと美しさにアプローチするスタイルブックを作りました」と書いてあります。

著者のいないムックだから前書きを書いたのはライターか編集者でしょう。100%女性だとは限らない。女性だとは思いますが、男性の可能性も否定は出来ませんね。

この本に出てくる女性はおっしゃるように単におしゃれなだけでなく知的な人が多い。お勧めの本です。
Commented at 2018-02-07 06:57
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by gratia-lily2 at 2018-02-07 07:50
私もこの本は買って持っています!!

「品と迫力」の共存、それが鍵ですよね、でもとても難しい。
品だけだと清潔感があるのはいいけれども平凡になりがち、迫力だけだと押しつけがましくてうるさく思われがち。
けれどもその二つの要素がその人独自の割合でブレンドされると、絶対的な魅力となって放たれるのですよね。
見ていてそう思いました。
Commented by koharu50 at 2018-02-07 12:54
> gratia-lily2さん
その通りだと思います。
確かに品と迫力、バランスは難しいですね。
あの本を読んで「品と迫力」を読んだLilyさんはさすがだと思いました。普通は読み流すだけで気がつかないポイントだと思います。
私の中では高評価です。^_^
by koharu50 | 2018-02-06 08:00 | | Comments(5)

自分の好きなファッションでいつもニコニコしていたい。おしゃれの法則?それも大切にするけれど、冒険も大好き。諦めちゃダメ、おしゃれはいくつになっても私を前向きにしてくれる。


by 小春