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パリジェンヌ展

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「パリジェンヌ展」を見に世田谷美術館に行ってきました。

パリジェンヌにまつわる絵画、写真、洋服などボストン美術館所蔵の120展を展示。

目玉は上の写真左側、エドウァール・マネの大作「街の歌い手」。修復され、初のお目見えとか。

これまで鈍いねずみ色だった衣装が青みがかったシックなグレーであることがわかり、ストライプも浮き出てきたそうです。

そんなふうに何点かの素晴らしい絵画も展示されているのですが、私が興味を持って見たのは絵画以外の展示物でした。

展覧会での展示は19世紀から現代まで。ルイ14世の治世が終わりを告げ、ヴェルサイユからパリにフランスの中心が移った頃からパリジェンヌの歴史が始まります。

初めはパリの貴族の邸宅でサロンと呼ばれる文化人の集まりがあり、それを取り仕切っていた貴婦人たちのおしゃれが話題になりました。
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当時の貴婦人の洋服。これは素晴らしかった。映画などでは見たことがありますが、本物は初めて。
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サロンで供されたお茶道具。これ、欲しいなあ(笑)

東インド会社が東方との貿易を開始していた関係で、コーヒーより紅茶がパリでは先に飲まれてきました。

器を日本に注文して作らせたこともあったらしい。
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やがてファッション誌が現れ、ファッション情報が巷に流れるように。
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帽子の紹介ページ。帽子に船が乗っていたりして、とても興味深い。
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いわゆる「パリジェンヌ」が世界で有名になったのは19世紀後半。

上の写真は当時の有名デザイナー、シャルル・フレデリック・ウォルトのデザインのドレス。

染料が良くなり、上品なヴァイオレットとアイボリーでエレガントにまとまっています。生地はシルク、コットン、レース。

この頃からアメリカのセレブな婦人たちがパリでお洋服を注文するようになったとか。

一番上の写真の右側の絵。ボストンの婦人がパリで仕立てたボルドー色のドレスを着ています。

やがて、貴族の婦人たちだけではなく、踊り子、モデル、アーティストなどの女性たちがパリジェンヌとして世界のモードの先端に。
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パリジェンヌが身につけていた手ぶくろ、靴、財布(右上)。

今でも充分通用するデザインですね。ZARA なんかで真似しそう。可愛い。
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やがてオートクチュールの時代がやってきます。ジャン・パトゥのドレス。
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バリンシアアガデザインのイブニング。

次のコーナーにはピエール・カルダンデザインの服を纏ったモデルの写真やブリジット・バルドーの写真が展示されていました。

「パリジェンヌ」をテーマにフランスの女性史、ファッション史が部分的ですが、よくわかる。さすがに女性のお客様が多かったです。

パリで公開中のディオール展のような大掛かりなファッション展ではありませんが、おしゃれとファッションの好きな方には楽しくてためになる展覧会です。

ドレスの配色など、すごく参考になる。
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展覧会の公式ガイドブック。1,800円と安くはないですが、資料として貴重なので購入しました。



Commented by Diary-17 at 2018-01-21 21:07
こんばんは
服飾の歴史も時代を反映していて興味深いですね。
ヨーロッパの産業革命と植民地進出で綿や絹が豊富に流れて来た事でこの頃からのファッションは貴族だけのもので無くなって来たと考えられます。
小春さんのこう云う興味と探究心素晴らしいと思います。ファッションを知的に理解するともっと奥が深いですね。
Commented by koharu50 at 2018-01-22 00:03
> Diary-17さん
なるほど。ヨーロッパの産業革命や植民地進出もファッション史に影響したのですね。

だいたいですね。大学受験で西洋史を選択しなかったためファッション史の背景もつかめていません。日本史も同じことです。

ファッションは知識もセンスもないので、努力で補っていくしかありません。ははは^_^
by koharu50 | 2018-01-21 08:00 | 美しいもの | Comments(2)

自分の好きなファッションでいつもニコニコしていたい。おしゃれの法則?それも大切にするけれど、冒険も大好き。諦めちゃダメ、おしゃれはいくつになっても私を前向きにしてくれる。


by 小春