94歳のニューヨーカー
2018年 01月 07日
「アイリス・アプフェル 94歳のニューヨーカー」
お正月に見たビデオの1本。
90代で今なお現役で働き、個性的なファッションと生き方で人を惹きつけるアイリス・アプフェルのドキュメンタリーだ。
この人の写真、サイトなどでよく見かけていた。
大きな(というより巨大な)メガネとジャラジャラとたくさん付けているアクセサリーが彼女のトレードマーク。個性的だけれど、あんまり好きなタイプじゃなかった。
ほら、シニアのおしゃれ本によくある奇抜なファッションと私には映っていたのだ。
歳をとっても普通の服をカッコよく着こなしたいと考えている私には違和感のあるスタイルだった。
でも、どこかでこの映画が褒められているのを見て、ふと見てみる気になった。
彼女のドキュメンタリーだから、ほとんどの画面はアイリスのインタビューや独白で、ごめんなさい、そりゃあうんざりする(笑)。
けれど、あれっと思うことがいくつかあった。
まず、アイリスの経歴。彼女はご主人とインテリア会社を経営しており、伝統あるファブリックのデザインなども手がけ、ホワイトハウスの装飾にも携わっていた。
そのキャリアは評価するべきもの。単なる奇抜なおばあさんではなかった。
また、この歳にして全然ボケておらず、客観的に自分を見ている。
いろいろな名言を吐かれるのだけれど、細かいことは忘れた(再度、ごめんなさい)。
ただ、印象に残ったシーンがある。
買い物に出かけたアイリス、民芸品を扱う店で決して高価ではないアクセサリーや洋服を見歩くのだが、必ず値切る。また、高いと感じたものは「高い」と言って買わない。
買うのは自分のメガネにかない、かつ値段が適性なものだけ。徹底している。
私も含めて、なかなかこういう買い物が出来ない日本人。特に海外では財布の紐が緩むのではないだだろうか。
小さな買い物でも、彼女のお買い物ポリシーが垣間見られ、勉強になった。
最後に映画ではないが、サイトで見つけたアイリスの名言。
「美人じゃなくて結構よ。私には人とは違うスタイルがあるから。」―アイリス・アプフェル
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Diary-17 at 2018-01-07 13:43
お若い頃はシックで素敵な装いをなさってらしたけれど、今は凄いですねー。こんなにたくさんの石のネックレスやブレスレットをつけて歩いたら私だったら肩凝りで悩みます(笑)決して美しい方ではないので、きっと此れが売りでしていらっしゃると思っていました。
人其々だし勝手な自論ですが、私だったら?余計な安物には手を出さず、もし出来ることならば一点豪華で過ごしたいと彼女の映画をTVで観た時に感じました。
人其々だし勝手な自論ですが、私だったら?余計な安物には手を出さず、もし出来ることならば一点豪華で過ごしたいと彼女の映画をTVで観た時に感じました。
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koharu50 at 2018-01-07 17:36
> Diary-17さん
同感です。
あれだけアクセサリーを付けると重いと思います。
それだけでも私は嫌ですね。
ずっと避けてきた人でしたが、頭の回転はいい人ですね。
映画を見て多少評価が変わりました。
スタイルは真似したくないですが。
同感です。
あれだけアクセサリーを付けると重いと思います。
それだけでも私は嫌ですね。
ずっと避けてきた人でしたが、頭の回転はいい人ですね。
映画を見て多少評価が変わりました。
スタイルは真似したくないですが。
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paradise-s822 at 2018-01-07 23:29
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gratia-lily2 at 2018-01-08 08:53
こんにちは。私もこの映画、DVDをわざわざ買って観ました。
この方の「押し」の強さと色彩感覚の見事さに惹かれたからです。
ご自分がいいと思う物を自由に身につけておられていいな、と心から思いますが、それを貫くためには周囲からの偏見の混じった眼差しやらを意にしない強さが必要で、それにはきっと孤独も混じっていると思います。
強い人はどうしても周囲に馴染まないので孤独でもあります。そういうところもちよっぴり感じさせる映画でしたね。
この方の「押し」の強さと色彩感覚の見事さに惹かれたからです。
ご自分がいいと思う物を自由に身につけておられていいな、と心から思いますが、それを貫くためには周囲からの偏見の混じった眼差しやらを意にしない強さが必要で、それにはきっと孤独も混じっていると思います。
強い人はどうしても周囲に馴染まないので孤独でもあります。そういうところもちよっぴり感じさせる映画でしたね。
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koharu50 at 2018-01-08 12:10
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koharu50 at 2018-01-08 12:15
> gratia-lily2さん
最後の3行、同感です。
私などは人に嫌われるのがイヤで周囲に合わせる傾向もあり、自分ながら嫌悪感を感じることもあります。
自分にないものを持っているという意味では彼女の生き方は刺激になりました。
最後の3行、同感です。
私などは人に嫌われるのがイヤで周囲に合わせる傾向もあり、自分ながら嫌悪感を感じることもあります。
自分にないものを持っているという意味では彼女の生き方は刺激になりました。
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at 2018-01-11 19:25
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by koharu50
| 2018-01-07 08:00
| 映画
|
Comments(7)