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元祖IVYのおしゃれ

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今日はこの本の紹介ではなく。

昨日のブログで服飾デザイナーの水野正夫さんの本「着ることについて」について書いていたら、急に思い出したのが、かのIVYの元祖・石津謙介さんのことだった。
 
以前、書籍の編集者をしていた頃、二回ほど石津謙介さんに原稿をもらいに行ったことがある。

どちらも他の人が書いた本の書評。一般的には忙しい人が多いので、編集部で原稿を用意し、オーケーを取ることが多い。

ところが石津さんはご自分で書かれるという。

こうした場合、困るのは内容が的外れだったり、やたらに文字数が多かったりする場合。

しかし、石津さんの文章はいつも的確で、失礼な表現ではあるが、こちらが想像した以上の出来であった。

一回目は私が30代後半、二回めは40代に入ったばかりの頃、四谷にある石津さんのお宅へ伺った。

VANの創業者だし、ファッション界の重鎮だからさぞ派手だろうと想像していたお宅は案外地味でこじんまりした家だった。

玄関を上がると左側に小さな応接間があり、そこで原稿をいただいて少しだけ雑談をして帰った。

男性ファッション専科の方だが、どんなふうにおしゃれなのかが気になって、話の内容は上の空で石津さんの洋服を見ていた。

覚えているのは二回とも同じような格好だったこと。

グレーのズボンに紺のブレザー、シャツは薄いピンクの時と紺と白のストライプの時があり、ネクタイは2回ともレジメンタルタイだった。

典型的なIVYの格好なのだけれど、共通していたのはズボンもブレザーもシャツも仕立てが良かったこと。

サイズが身体にぴったり合っていたこと。

それとシャツのカラーとカフスにビシッとアイロンがかかっていたことだ。

なんだ、当たり前じゃないかと思われるかもしれないが、それらがすべて自分のものになり、石津さんだけしかできない装いになっていた。

着こなしが上手いというより、思想のあるファッション。

女性のファッションとはまた違うと思うが、勉強になった一コマだった。

Commented by mana at 2017-10-16 19:34 x
男性のファッションや装いも勉強になります。装いは外見ですが、その人の内面も反映されているのは確かだと思います。思想あるファッションが感じられる、そんなスタイルはカッコいいですね。koharuさんの体験談から、石津さんの本にも興味がわきました。

以前、山本耀司さんのインタビューで、最近の人は着ているものはキレイだけど、みんなグルーピーだ。その人のファッションではなく、仲間たちの着ている服のグループに属しているだけ。ファッションは一緒に生きていくもので、全財産着んでしまうぐらい、それがカッコいい、と言っていたのが印象に残っています。

ps. 先日の記事で、「着るということ」は、お気に入りに登録してから、そのままだったことを思い出しました。水野さんの本も探して読んでみたいと思います。
Commented by koharu50 at 2017-10-16 23:28
> manaさん
manaさんも本がお好きですか?
石津謙介さんの本もとても面白そうです。水野正夫さんの本はぜひお読み下さい。言葉を味わいながら噛み締めながら読みました。

山本耀司さんのインタビューもその通りで興味深いです。
おしゃれのトレンドを掴むのも大切ですが、少し前の達人達の考え方を辿るのも面白いと思います。

話しはちょっとそれますが、最近、一時代前の日本映画を見て女性のファッションとか仕草を学びたいと考えています。現代のようなガサツな振る舞いや格好ではなく、日本女性のエレガントさが見つかるような気がしています。
Commented by mana at 2017-10-17 04:45 x
>koharuさん
お返事ありがとうございます。
はい、私も本好きです。図書館・本屋も大好きです!
あとは映画ももちろん好きで、koharuさんの言われるよう、ひと時代前の映画から学ぶエレガントさや所作、ファッションなど、大いに同感です。私も見習っていきたいです。

私はブログは書いていないのですが、koharuさんのように、これからは、おしゃれも意識して自分のテーマに入れて行こうと決めました(^o^)

Commented by koharu50 at 2017-10-17 08:29
manaさん、
私たち気が合いそうですね😀
これからもよろしくお願いします。
by koharu50 | 2017-10-15 08:00 | おしゃれ | Comments(4)

自分の好きなファッションでいつもニコニコしていたい。おしゃれの法則?それも大切にするけれど、冒険も大好き。諦めちゃダメ、おしゃれはいくつになっても私を前向きにしてくれる。


by 小春