
5月に出版されたこの本をamazonの新刊書コーナーで見かけた時、タイトルの激しさにぶっ飛びました。
「史上最高」ってどういう意味なんだろう。
自分史上最高の意味ならわかるけれど、まさか、ファッション史上じゃないよね。そんなのなれっこないもの。
でも、これだけ強いタイトルだと印象に残る。
あまりにあざと過ぎて手に取る人ととらない人がでてくるだろうが、内容が良ければいいんじゃない。
というわけで、kindle版を購入して読んでみた。
著者の小林直子さんは元アパレルメーカーのバタンナーだったとか。いわゆる洋服作りのプロだから、洋服についてはよくわかっている。
本書はどちらかというと理論的におしゃれを説く本で、よくスタイリストさんのおしゃれ本にありがちな「どこのメーカーの何がおすすめでーす」的な表現はどこにもない。
まずは「なりたい私」をイメージ。雑誌やネットから写真を切り抜いて頭の中だけではなくて視覚的に目標を決める。
ベースカラーを3色、サブカラーを何色か選んで、まずは3色でコーディネートをまとめるところからおしゃれの基本を説く。
続いておしゃれにかける予算や比重など。1ヶ月の収入の約1割がおしゃれ代にふさわしいとか。
月2万円なら年間24万円。ここからバッグや靴、コートなどにかける比重を多くする。
納得する点は多い。読んで損はない。けれど、基本は押さえているものの、真新しい理論が展開されるわけではない。
いやむしろ、おしゃれの本はこんなものでいいのかもしれない。オーソドックスなものをいかに素敵に着こなすかがポイント。とっぴな服を着るのが決しておしゃれではないように。
話は変わって、これまで読んだおしゃれに関する本の中で、いいなあ、ためになったなあと感じたもの。
「素敵の法則」政近準子
光野桃さんの本全般
「服をかうなら、捨てなさい」地曳いく子
「普通の服を、はっとするほどキレイに着る」佐藤治子
「ケチケチ贅沢日記」mucco
「フランス人は10着しか服を持たない」ジェニファー・L・スコット
私も最近Kindle版で購入しましたよ!
まだ読み始めたばかりですが。。。
他にも2冊ほど同じ本を持っています。
クローゼットの中で溢れんばかりに溜まった服たちと、どうやったら後悔しないでお別れ出来るか、、
それが今の私の課題。
これらの本から何かのヒントが得られれば、と思っているのですが。。
「服を買うなら、捨てなさい」は
私のブレインに少し刺激があったようです。(笑)


