大人の女におやつはいらない
2017年 04月 28日
「大人の女におやつはいらな」(若林理砂著 夜間飛行刊)を読む。
「おやつ大好き」な私にとっては「耳の痛い」本である。
書店に並んでいるのを見た時、ひどく惹きつけられたものの、すぐには手を出さなかった。
買ったのは評判のいい書評を読んでからだ。
そっぽを向きたかったわけではなく、読んだら面倒になることが感じられたから。
面倒とは生活を根本から変えることになるかもしれないという予感のことだった。
その予感は見事に当たって、この本を読んでからは毎日12時前に寝ることを心がけ始めた。
夜型人間で、いつも寝るのは夜中の1時ー2時だった私が。
著者の若林理砂さんは臨床家・鍼灸師。東京の目黒に開業している「アシル治療室」は2年先まで予約が埋まっているのだとか。
本書はその評判に違わず、これまで夜更かしが大好きだった「悪い子」を12時前に寝かせる力を持っている。
若林さんが大人の女に提唱するのは「上質な人生」。
メタボではなく、健康で、やりたいことをやってキラキラと輝いている人生のことだ。
まず巻頭に上質な人生を送るための5つの習慣が書かれている。
ネタバレになるから全ては書かないけれどその1が「夜12時前には寝る」
その5が「おやつは食べない。食べるなら月に一度とっておきのものを」なのだ。
この5つを守るだけでも、ダイエットが出来て、体調が良くなりそう。
「食べ物と行動があなたの人生を作っている」という若林さんはダイエットや健康のアドバイスだけではなくて、日頃習慣化している無駄を省き、有意義な時間を送ることも提唱している。
例えば、テレビを見る時間を減らしてその分本を読む。インターネットを眺めるのを減らしてその分クローゼットの整理をする。SNSに繋がる時間を減らしてその分趣味に時間を振り分けるなど。
「上質な人生」を送るためのノウハウが満載。
この本を読めば、少なくても2つ以上の悪習慣を止められるはず。超おすすめです。